ALTERED CARBON
オルタード・カーボン 全2冊 (リチャード・モーガン著)
人間の心がデータ化され、「スタック」に記憶され、
「スリーヴ」と呼ばれる体に取り付けられるようになった時代の話。
著者曰く、SFというよりは、Future Noirというジャンルだそうな。
そんな設定と、ペーパーバック(風?)の上下2冊セットに惹かれて購入。
Amazonのレビューでは高評価なんだけどねぇ…
面白いと言えば面白いかもしれない、ただ自分にはどうも合わない。
終始主人公の主観で進むから、心理描写が多すぎるのよね。
ニューラケム(超神経化学物質)で強化したスリーヴを持つ主人公、
ことあるごとに「オレのニューラケムが反応した」みたいなコメント、
「燃え上がれオレのコスモ!」じゃあるまいに(^^;
バトルもちょっと拍子抜けな感じに簡潔に、サッと終わっちゃう。
著者が日本カブレっぽいのも、ちょっと癪ね。
タケシやらカワハラやらニンジャやら…鬼子母神まで。
まあ描写にいくらか気に入らない点はあるものの、
ストーリーそのものは面白いから、楽しめた。
映画化される(された?)みたいだから、それは見てみたい。
絵があってこそ生きてくるような気がする。
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