被写体に近付く分、フラッシュなんて使うと反射が激しい、
ちょっとしたものを撮るのに撮影ブース作るのも面倒、
リングライトっていうのを売ってるけど、2~4万円はする。
それなら自分で作ってしまえってことで電子工作。
![ringlight_a.jpg](http://lab.jubako.com/wp-content/uploads/2007/12/ringlight_a.thumbnail.jpg)
ガラスエポキシのユニバーサル基板をカットして、
(これがまた硬くて成形が一番大変だったりして(^^;)
狭角タイプ、20,000~25,000mcdの高輝度LEDを32個使用、
[LED2個+抵抗]を16組の並列回路で繋いだ。
電源は006P型の9V電池、DC9VのACアダプタの両方から。
![ringlight_b.jpg](http://lab.jubako.com/wp-content/uploads/2007/12/ringlight_b.thumbnail.jpg)
基板の裏はこんな感じのカオスな配線に…
最初のうちは効率的なハンダ付けの手順とか分からず、
同じところに何回も当てて焦げたりしちゃったけど、
何度かやり直して通電はOK、ホットボンドで絶縁処理。
![ringlight_c.jpg](http://lab.jubako.com/wp-content/uploads/2007/12/ringlight_c.thumbnail.jpg)
![ringlight_d.jpg](http://lab.jubako.com/wp-content/uploads/2007/12/ringlight_d.thumbnail.jpg)
全LED発光だけでは芸がないし、調節が出来ない、
調光回路を組むと余計に複雑になってしまうため、
スイッチで全発光と1/2発光を切り替えられるようにした。
![ringlight_e.jpg](http://lab.jubako.com/wp-content/uploads/2007/12/ringlight_e.thumbnail.jpg)
狭角タイプなので正面からだと直視できないほど眩しい。
調整用に一応光拡散キャップも用意しているので、
様子を見て、必要なら使った方がいいのかな。
![ringlight_f.jpg](http://lab.jubako.com/wp-content/uploads/2007/12/ringlight_f.thumbnail.jpg)
カメラに装着するとこんな感じ。
いろんなカメラ、レンズに装着できるように
3点に髪留め用のゴムを通している。
以下は自作リングライトを使った撮影実験。
CyberShot DSC-H1、蛍光灯下での撮影。
マクロモード、SS1/250、ISO400、EV0、
画像加工はリサイズのみで比較。
![ringlight_g.jpg](http://lab.jubako.com/wp-content/uploads/2007/12/ringlight_g.thumbnail.jpg)
内蔵フラッシュ無し…当然暗い。
![ringlight_h.jpg](http://lab.jubako.com/wp-content/uploads/2007/12/ringlight_h.thumbnail.jpg)
内蔵フラッシュ有り…明るいけど影も強い?
![ringlight_i.jpg](http://lab.jubako.com/wp-content/uploads/2007/12/ringlight_i.thumbnail.jpg)
リングライト使用、内蔵フラッシュ無し
光が柔らかい感じで、なかなかイイ…のかな。
比較のためにSS1/250なんてのにしてるけど、
実際のブツ撮りではもう少し長く開けるので、
十分な光量を得られている、というところか。
材料費は全部で3,000円ぐらいだろうか。
まあ1個単位では買えない部品もあったりして、
出費自体はもう少し行ってるのだけど、
自作でもこれだけ効果的なら満足出来るな。
2 comments:
LEDリングライト自作のページをみました。とても参考になりました。制作過程や設計図や配線図があれば詳しく教えてほしいです。
もう2年以上も前のことなので詳しい資料は残ってないですが…抵抗+LED*2の単なる並列回路なので配線はそれほど難しくないです。
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